全館空調の使い心地と電気代 その2

f:id:MIZZY:20160912200939j:plain

以前のエントリ で、冬場(3月)の全館空調の使い心地と電気代について書いたので、今回は夏場(8月)について。

メリットは、冬の時にも書いたけど、家中どこも一定の温度で、各部屋の温度差がほとんどないので、いつでもどこでも快適。普段使っていない部屋に入るとクソ暑い、みたいなことがない。寝室のウォークインクローゼットの荷物を整理しに行っても涼しいし、屋根裏部屋に漫画を読みに行っても涼しい(屋根の断熱性能が高い というのも関係してるけど)。

基本的に24時間稼働させっぱなしで、寝るときにもオンになっている。以前住んでいた賃貸マンションでは、エアコンをつけたまま寝ると、怠くなったり喉が痛くなったりしていた。今の家ではそれがない。とても快適に睡眠がとれている。

以前の家で体調悪くなっていたのは恐らく、鉄筋コンクリートの壁が蓄熱してるせいで温度調整が難しく、寝入る時にはちょうど良い温度でも寝てる最中は寒かったり、温度設定を上げたりエアコンを切ったりするとすぐ暑くなったりするのと、乾燥のせいなのではないかと思う。

今の家は、24時間オンにしてるし、壁は木なので温度変化が少なく一定の温度を保ちやすいので、体にかかる負担が少ないのだろう。また、空気が冷やされると飽和水蒸気量を超えた分の水蒸気が凝結することで乾燥するが、温度変化が少ないため、凝結する水蒸気量が少なく、乾燥しにくいのだろう。

乾燥しにくいというのはメリットでもあるけど、除湿されないというデメリットでもある。なので、除湿器を導入した。湿度の理想は40%〜60%と言われてるが、除湿器があっても、雨の日は60%以下にならない。とは言え、導入前は雨の日は70%〜80%ぐらいだったのが、60%〜70%には抑えられてる。

冬場は一階と屋根裏部屋で最大2℃ほど温度差があったけど、夏場はほとんど温度差はない。

電気代は、8月10日〜9月11日の計測で、従量電灯Bが557kWh/14,880円、低圧電力が468kWh/9,820円、計24,700円。といっても、妻の実家に帰省して8日ほど不在で、その間は空調はオフにしていた。なので、実質的には 24,700 * ( 33 / 25 ) = 32,604 円 といったところか。従量電灯Bが高いけど、これは除湿器のせいだと思われる。以前の家では同じ時期の電気代が20,000円ぐらいなので約1.6倍ということになる。

全館空調のみで使っている低電圧電力は、帰省の間もオンにしっぱなしだとしても、9,820 * ( 33 / 25 ) = 12,962円ぐらいになる計算。以前の家では、時間も場所も部分的にしかエアコンを使っていなかったけれど、今は24時間稼働して、以前より2倍ほど広い家全体の温度を一定に保っている、と考えると安いのではないか。

まとめると、全館空調だけで見ると、割と電気代は安いけど、温度を一定に保つ代償として湿度が下がりにくく、それをカバーするために除湿器を使うことで、電気代が高くなる、といったところか。